【STYLER×ACROSS】東京ストリートから探るトレンドの今〜ワイドパンツ〜

FEATURE 2016.03.25

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“Photograph by ACROSS, PARCO”


STYLER MAGとパルコが運営するストリートファッション・マーケティングマガジン「ACROSS」との共同企画〈東京ストリートから探るトレンドの今〉。この企画では、1980年から行われているACROSSの定点観測から東京ストリートの今のトレンドを見つけ、ファッションの仕事に関わる方々のコメントからその原因を探っていく企画です。最後にはスタイラー編集部がオススメするトレンドアイテムもご紹介するのでぜひご覧ください!

・ワイドパンツ×スニーカーが主流


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インタビュー左:21歳 女性 / 会社員(アパレル販売)
インタビュー右:30歳 男性 / 専門学生(服飾・夜間) 


第八弾となる今回見つけたネクストトレンドは『ワイドパンツ。3月の定点観測では、いつの時代もファッション市場において勢いを見せてくれる女性が着用しているのを特に多く見受けました。2月に取り上げた『スニーカー』も相性が良いからか、とりわくコンバースを軸に同じく堅調な足取りで伸びています。


しかし、コーディネートのテクニックとしての相性の良さだけでなく、同根の考えから出てきたように見える両アイテムが織りなすトレンド。それらが現在のマーケットを牽引する理由とは…



・等身大、らくちん系=ノームコア、ルーズ


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「いわゆる欧米のラグジュアリーブランドのゴージャスなクリエーションよりも、日常的に着られて、無理のないデザインや価格であることに、そういった日常の豊かさを重視する価値観でもある“ノームコア”というトレンドが加わり、東京のストリートのスタンダードになっている。


40年近くストリートの現場に目を向けてきたACROSS編集部の編集長・高野さんは第423回 定点観測 解説でまず、先頃パリコレが発表した“柄×柄”、“レイヤードスタイル”などのスタイルが提案された一方で、東京においてスタンダードとなっているのが“ノームコア”だと言います。「無理のないデザインや価格」は「シンプル&ミニマム・モダン・ベーシック」といったファッションに馴染みやすい言葉に取って代わり、そのデザインからも幅広い年齢層に支持されているとも。


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しかしデザインがシンプルだからといって同一になるかといえばそうではなく、情報の量も多ければ取得の仕方も人それぞれである現代にあって、必然的に「トレンドが無数」になると言います。では、なぜここにきてワイドパンツが流行っているのでしょうか?


「“わたしは私”。某商業施設のコピーのようでもあるが、1990年代に、当時の若者たちの価値観として、“等身大”とか“らくちん系“というキーワードを提唱したが、その(広義)団塊ジュニア世代が今アラフォーになり、マーケットの真ん中に位置するようになったことで、(量的にも)再び似たような価値観がオモテに出て来ているともいえるだろう。」


マーケットの中心から幅広い世代にも派生した価値観。昨年の夏のガウチョパンツもそれを表す一つです。


「具体的には、昨夏大ブレイクとした、ガウチョパンツに代表されるような、着る人を選ばないような、ルーズ、ラクで、着用したときに気負いがいらない、女性においては「非モテ」系ともいうようなスタイルが多かった。 」


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“トレンドは繰り返す”を彷彿させるように、当時の価値観が再び浮上してきた今。等身大・らくちん系といった言葉は、今でいうところのノームコア・ルーズ、と言い換えることができるのではないでしょうか。


それを顕在化したアイテムとしてマーケットで猛威を奮っているのがワイドパンツ。例に漏れずスニーカーもその一つです。一言でシンプルがキーワードですが、それと相反するかのように、柄×柄のスタイルがトレンド予測に挙げられています。さて、今後どうなっていくかが楽しみなところです。



スタイラー編集部がオススメするワイドパンツ


レディースでは盛り上がりっているものの、まだまだメンズでは盛り上がりに欠けるワイドパンツ。一度は穿いてみてほしいワイドパンツ。

ということで、一度穿いたら病みつきになってしまうユルさが魅力のワイドパンツの中毒者を増やすために、最後にSTYLERに参加しているショップから選りすぐりのものをスタイラー編集部がチョイスしてみました!「これ以上細いものにはもう戻れない」という編集部員もいる模様。ぜひ参考にご覧ください!

・トレンドを2倍で楽しみたい方のワイドパンツ


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NEEDLES - H.D.PANT  ¥27,000 (tax inc.)


カーキ×ワイドパンツと、トレンドを一本に凝縮した非常においしいこちらの一本。並行してミリタリーも流行進行中のファッション市場ですが、そんなカオスの中心にあっても難なく対応できる優れものです。シルク・リネン・レーヨンを混紡した軽い生地感なので、初めてワイドパンツを穿く人でも馴染みやすいのがポイントです。さらにファティーグパンツのディテールもしっかり踏襲しているので、今だけでなく長い間愛用していける一本となっています。(ライターS)



・他の人と差をつけたいワイドパンツ


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sneeuw - コクーンパンツ ¥17,280 (tax inc.)


「トレンドは取り入れたいけど、他の人と同じになるのは嫌!」という方にお勧めしたいのが、『sneeuw (スニュー)』のワイドパンツ。フロントタックの広がりまで計算して、コクーンシルエットになるようなパターンはさすがの一言。ウェストはゴムなのでユニセックスで着れちゃいます。ワイドパンツな気分だけど、ガウチョは人と被るから嫌な女子、とことん太めで攻めたい男子、どちらの要望にも応えくれる一本です。(インターンA)



・8分丈のワイドなベイカーパンツ


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sofar - BAKER PANTS ¥23,760 (tax inc.)


カーキ×ワイドなベイカーパンツと最初の一本と被り気味ではありますが、それでもオススメしたいのがこちらの『sofar (ソーファー)』のベイカーパンツ。ワイドながら8分丈レングス(しかも裾には絞り付き!)となっているので、普通のワイドな軍パンとは違った、独特のシルエットを味わえます。今の時期はもちろん、夏にすごく重宝しそうな一本じゃないでしょうか?(編集長Y)


第423回 “ゆるボトムス”でエフォートレスファッションが進化


Text.ACROSS編集部, Shunsuke Mizoguchi

Text&Edit : ライターS


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