トレンドの中心にはいつもミリタリーがある。中目黒の名店「hallelu」が選ぶ、現代でもデザインソースとされるミリタリーウェア3選

INTERVIEW 2015.11.27
r0014053_1024
今シーズン、トレンドの最先端に何年振りかに帰ってきたミリタリー。今でこそファッションにおけるカテゴリーの一つとして数えられていますが、元を辿れば国の威信をかけて戦った人たちのための戦闘服。そこには考え抜かれた機能美とも言うべき洗練性が垣間見えます。

今回は、中目黒の古着屋「hallelu」の店長加瀬さんに、現代でもデザインソースとされるミリタリーウェアを3つピックアップしていただきました。どれも見たことがあるものばかりで、各パーツのそもそもの意味なんかも知れます。洋服の買い物に別の視点が加わって楽しみの一つになるかもしれないので、ぜひ参考にしてくださいね。

・US Navy - A-2デッキジャケット


r0014039_1024

US Navy - Dead Stock - A-2 Deck Jacket  ¥39,852(tax.in)


こちらは1960年代ベトナム戦前期、前身のN-1デッキジャケットに変わり、USネイビーに採用された〈A-2デッキジャケット〉。寒い海上デッキでの作業用に開発されたアイテムなので、防寒性、防風性に大変優れた1枚です。アッパーにはミリタリーウェア特有のシャリ感を感じることができるコットン×ナイロン混紡生地を使用し、ライニングにはボアを貼り付け。

r0014047_1024

USミリタリーのヘビーアウターとしては珍しく若干細身となったシルエットで、さらにウエストは絞り調節が可能。そのため厚手のインナーを着込みたい時は緩く調節、薄い物の時はきつく絞るなど、寒暖差で使い分けることができます。

デザイン自体も現代のアイテムに馴染みやすいオールマイティーなA-2デッキジャケットは、ミリタリー市場では枯渇状態に陥っており値段が高騰しているので、気になったら即買いをおすすめするアイテムです。

>>Next:こちらもミリタリー市場では枯渇状態?N-1デッキジャケット




・US Navy - N-1 Deck Jacket


r0014057_1024

US Navy / N-1 Deck Jacket / ¥75,492(tax.in)


前ページでご紹介したA-2デッキジャケットの前身として、1944年にUSネイビーに正式採用された〈N-1デッキジャケット〉。A-2と同じく、寒い海上デッキでの作業用に開発されたので、こちらも防寒性、防風性に優れたアイテムです。アッパーにはN-1ジャケット特有のジャングルクロスのボディー、ライニングはアルパカなどの素材を使用しています。

r0014066_1024
A-2に見られた胸ポケットはなく、襟のデザインも異なります。また、生産性とコスト面を見直す前のモノということで、A-2に比べてやはり見るからに暖かそう。

基本的に変わらないシンプルなデザインは、気軽に羽織れて、現代のアイテムにも柔軟に対応してくれそうですね。こちらも、ミリタリー市場では枯渇状態ゆえに高騰しているジャケットなので、気になる人はお早めに。

>>Next:フランス軍のバイク部隊が採用していた、モーターサイクルジャケット



・French Army - Motor Cycle Jacket


r0014077_1024

French Army - 1950s - Motor Cycle Jacket ¥86,292(tax.in)


こちらは1950年代、フランス軍のバイク部隊が採用していた〈モーターサイクルジャケット〉。今も変わらないフランスに対する上品でオシャレなイメージを独特なフロントカットに感じるデザインです。ちなみに、このフロントのデザインは現在の様々なブランドのインスピレーション源になっているほど、業界内で評価の高い逸品だそう。

r0014082_1024

でもやっぱり何故そのようなデザインに至ったか、というのはミリタリーウェアたる所以です。独特なフロントですが中はしっかり比翼仕立てになっており、バイク部隊のために風が入ってこないような仕様。また風で襟元がばたつかないようにチンストラップが付いているなど、まさに生き残るための戦闘服だということを知らされます。

生地にはかなり厚めのキャンバス地が使われているので、秋、冬、春と3シーズン着用できるのも嬉しいポイント。数多くの古着・ヴィンテージアイテムをバイイングしてきたhalleluのバイヤーでも、これまで見つけ出すことができなかった希少なアイテムです。

r0014090_1024

アメリカ軍・フランス軍・スイス軍と、参照元としてのミリタリウェアを挙げだしたらまだまだ数ある中、今回ご紹介したものは比較的見たことがあるアイテムだったのではないでしょうか。コーディネートとしても本物を今っぽく着こなすという楽しみもあるかと思います。周りの方が「その服どこの?」と突っ込んできたら程々に自慢しちゃいましょう。

今回ご協力いただいた「hallelu」では、メタファーではなく〈トレンドの中心にはいつもミリタリーがある〉とする店長さんが丁寧に店頭で説明してくれるのはもちろん、アイテムによっては詳細な説明が掛けられています。好奇心が刺激される店内ですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

hallelu
東京都目黒区上目黒1丁目19-1 高野ビル1F
TEL.03-5734-1946 OPEN.13:00-21:00
Blog / Facebook / Twitter / Instagram / STYLER

Text.Shunsuke Mizoguchi


Text&Edit : ライターS


RECOMMEND Created with Sketch.

この記事を読んだ方におすすめ
  • Lampa            INTERVIEW 2017.02.02

    売れた=良いもの?高円寺のLampaで、売れるはずの良質なアイテムについて根掘り葉掘りしてきました!

  • Licle ureii INTERVIEW 2017.01.24

    売れた=良いもの?千歳船橋のLICLEで、売れるはずの良質なアイテムについて根掘り葉掘りしてき...

  • Dsc 0577 min INTERVIEW 2016.12.26

    【2016年】ショップの中の人のインタビューを総括。〜違いが分かる男になるために〜

  • Dsc00251 INTERVIEW 2016.12.25

    定番ブランドの魅力について「SEPTIS小山さんに聞いてみた。」を振り返る。

  • Analogic 161206 INTERVIEW 2016.12.07

    洋服ではなく『スタイル』を売る。祐天寺のANALOGICが今セレクトショップをオープンしたワケ。

  • Lampa 161201 720 INTERVIEW 2016.12.02

    「古着でも新品でも、格好いいかどうかが全て。」高円寺のセレクトショップ Lampaが提案する、...

RANKING Created with Sketch.

dairy weekly
STYLER iOS

ショップスタッフがあなたにおすすめを教えてくれるアプリ

STYLER iOS