【interview】テーマは「町の洋品店」“仲町台”という町に合う洋服をセレクトする「Euphonica」

INTERVIEW 2015.10.08
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横浜市仲町台、閑静な住宅街が広がるこの町にひっそり店を構える「Euphonica(ユーフォニカ)」。仲町台にあった服を仲町台に住む人たちに提案したいということで、8ヶ月前にオープンしたセレクトショップだ。今回は落ち着いた雰囲気漂う店内の様子とともに、ベーシックながら独特の視点のセレクトが魅力的な同店のオーナーの井本さんにお話を伺った。

─ 上質ではあるが“高級”ではない。あくまで「町の洋品店」を心がけている


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Euphonicaではコンセプトをはっきり提案しているわけではないが、数年程度で古びない永続性、上質ではあるが“高級”ではないというところに重きを置き、あくまで「町の洋品店」であることにこだわっているという。

例えば、靴にしても仲町台は緑道が9kmあるのに、そこを歩くのに革底のALDENではおかしいし、クラシコイタリアみたいな格好もやはりおかしい。だったら、Blundstoneを履いて、BACHのリュックを背負って歩く方がこの町にはリアルなんじゃないか?と考え、“仲町台”という町に合う洋服をセレクトすることを心がけているそうだ。

─ 決められた枠にはハマらず、もっとパーソナルな存在でありたい


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アイテムのセレクトはアメカジやベーシックなどカテゴリなど決められた枠ではなく、もっとパーソナルな存在であるべく、店主の気分を大事にしているという。井本さんの言葉を借りると「カセットテープに自分の好きな曲を入れて、これ良いから聞けよみたいな感覚に近い」とのこと。それは好きになるきっかけであったり、繋がる媒体でありたいという思いから来ているものだろう。ただ、無理に押し付けることはせず、好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いだろう。と割り切っているところが井本さんの人柄が出ている部分かもしれない。

─ スタイルはあえて提案はしない


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「町の洋品店」というテーマで店を構えているが、シーズン毎のスタイルの提案はあまりしていないという。その考えは、自分の店で全身コーディネートするわけでもないし、今着ている服に合わせて自分なりに着てほしいという思いから来ているものだ。

─ ブランドは元々自分がユーザーだった好きなものを中心に


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メインでセレクトしている「EEL(イール)」や「BACH(バッハ)」は元々自身がユーザーだったブランドだという。好きだからやる、というシンプルな理由でセレクトするのが、やはりパーソナルな部分を大事にしている同店らしいところだろう。

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また、関東でも数少なく、神奈川では唯一だというalk phenix(アルク フェニックス)の取り扱いも。他にも、blancやTAGEなどまだ取り扱い店の少ないブランドや、mannineなどの小物、食器など服以外のものも多く取り扱っている。

─ アイテムピックアップ


井本さんに今シーズンおすすめのアイテムをいくつか伺った。

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blanc / ワイドパンツ ¥19,440(tax.in)


2015年にデビューしたblanc(ブラン)のウェストポイント素材のワイドパンツ。密度が高く上品な光沢感を持つ素材に、低温の苛性ソーダでアルカリ処理を施して繊維を円く膨潤させることで、さらに深い艶感を織地から引き出している。

実はレディースなのだが、このパンツはあえて大きめに穿くようにデザインされているためメンズの着用でもまったく問題なく着用することができる。サイドシーム裏を袋縫いにしているので、ロールアップした際にロックミシンのステッチが出ないようになっているのが嬉しいところだ。

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EEL / エンボスパーカー ¥19.224(tax.in)


EELのエンボスパーカーは、ケーブルニットを模してスウェットシャツにエンボス加工したもの。ユニークな生地遣いが特徴的なアイテムとなっている。

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(上)James Mortimer / メンズ タイプライターシャツ ¥20,520(tax.in)
(下)James Mortimer / レディース ストライプサテンラウンドカラーシャツ ¥24,840(tax.in)


19世紀創業のアイルランドのシャツ工房James Mortimer製のタイプライターシャツ。生地はタイプライタークロスだが、高番手なので手触り柔らかく、なめらかな質感。とても綺麗に仕立てあげられており、特に前立て裏の独特な縫製には驚きがある。

レディースは女性らしさをより引き立たせるラウンドカラーと小ぶりの胸ポケットになっており、ミラノALBIATE社の手による凛としたストライプのサテン生地がより美しさを引き立ててくれる。またメンズ・レディースともにあるアイルランドの色である鮮やかな緑色のガゼットもポイントだ。

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仲町台は都心の人から見ると、正直なかなか近くまで行く機会がない町だろう。しかし、Euphonicaのセレクトやお店の雰囲気は仲町台でしか味わえない独特のものがある。町の洋品店であり、井本さんの好きなものを集めたお店は、ハマる人にはとことんハマってしまうことに間違いはない。少しでも気になるところがあった人はぜひ週末は仲町台まで出かけてみてほしいと思う。お店と一緒にぜひ町の雰囲気も堪能してほしい。

Euphonica
横浜市都筑区仲町台1-33-19ピアッツァ仲町台ノバA
TEL.045-532-8460 OPEN.12:00 – 20:00(定休日.水曜日)
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Text.Yuya Iwasaki

Text&Edit : 編集長Y


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